補助金で減額される典型パターン|よくある原因と対策

補助金申請では、採択されたにもかかわらず
交付決定時に減額されるケースがあります。

減額は突然起きるわけではありません。

多くの場合、価格妥当性や積算根拠の整理不足が原因です。

ここでは、補助金で減額されやすい典型パターンを整理します。


パターン① 設備価格が市場相場より高い

市場水準との比較が整理されていない場合、

  • 相場より高いと判断
  • 一部金額のみ認定
  • 妥当と認められる水準まで減額

といった処理が行われることがあります。

「見積がある=全額認められる」ではありません。


パターン② 相見積が形式的

  • 仕様が異なる
  • 同一グループ企業
  • 価格差の説明なし

このような場合、実質的な比較と認められず、
価格の一部が否認される可能性があります。


パターン③ 付帯費用の内訳が不明確

特に減額されやすいのが、

  • 設置工事費
  • 諸経費
  • 調整費
  • カスタマイズ費

内訳が曖昧な費用は、
必要最小限と判断された金額のみが認められることがあります。


パターン④ 仕様と事業計画の不整合

事業計画に対して、

  • オーバースペック
  • 数量過多
  • 関連性が薄い設備

と判断された場合、
一部対象外となる可能性があります。

価格の問題というより、
必要性の整理不足が原因です。


パターン⑤ 単価根拠の説明不足

  • 一式表記
  • 内訳未整理
  • 単価の算出根拠なし

この場合、積算根拠が弱いと判断され、
減額対象となることがあります。


パターン⑥ 補助対象外経費の混在

見積の中に、

  • 保守契約
  • 消耗品
  • オプションサービス

など補助対象外経費が含まれていると、
その部分が差し引かれます。

整理不足がそのまま減額につながります。


減額の本質

減額は「罰」ではありません。

審査側は、

  • 妥当と判断できる範囲
  • 対象と認められる範囲

に調整しているだけです。

つまり、

説明できる部分だけが認められる

という構造です。


事前にできる対策

減額リスクを下げるためには、

  • 価格妥当性の整理
  • 相見積の構造確認
  • 単価根拠資料の整備
  • 補助対象経費の明確化

を申請前に行うことが重要です。

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公的制度や設備投資案件に関わる中で、価格の妥当性評価、見積比較、単価根拠の整理といった実務に従事してきました。

補助金申請においては、事業計画そのものだけでなく、価格部分の説明力が結果を左右する場面が少なくないと感じています。

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