補助金申請において、設備価格が「高い」と指摘されるケースは少なくありません。
しかし実際には、
価格そのものが問題というより、説明構造の弱さが原因であることが多いです。
ここでは、よくある典型パターンを整理します。
パターン① 相場との比較が示されていない
見積書のみ提出しているケース。
- 市場価格との比較なし
- 同等機種との価格差説明なし
- 過去導入実績との比較なし
審査側は「この価格が一般的かどうか」を判断できません。
結果として「高い可能性がある」と扱われます。
パターン② 相見積が形式的
複数見積があっても、
- 仕様が微妙に違う
- グレード差が整理されていない
- 価格差の理由が不明
こうした場合、実質的な比較になっていないと判断されます。
パターン③ 上位機種を選定しているが理由が弱い
最上位モデルやフルスペック構成を選択しているのに、
- 「将来を見据えて」
- 「性能が高いから」
といった抽象的理由のみ。
価格差を合理的に説明できない場合、
過大投資とみなされる可能性があります。
パターン④ 付帯工事費が大きい
設備本体よりも、
- 設置工事費
- 配線工事
- カスタマイズ費用
が膨らんでいるケース。
内訳が整理されていないと、
不透明なコストと判断されやすくなります。
パターン⑤ 特定業者への偏りが強い
長年の取引先であること自体は問題ではありません。
しかし、
- 他社比較なし
- 選定理由が感覚的
- 見積が1社のみ
の場合、「価格競争が働いていない」と評価される可能性があります。
パターン⑥ 仕様が曖昧
型番未記載、性能未整理など、
そもそも何を買うのかが明確でないケース。
仕様が曖昧であれば、
価格評価はできません。
その結果、「妥当性不明=高い可能性あり」と扱われます。
実務上の本質
審査では、
「高いかどうか」よりも
**「説明できるかどうか」**が見られています。
- 相場との関係
- 仕様差の整理
- 価格差の理由
- 選定プロセス
これらが構造化されていれば、
価格が最安でなくても問題になりにくくなります。
事前確認という選択肢
設備価格の妥当性は、申請前に整理することでリスクを下げることが可能です。
価格構造の整理や単価根拠資料の確認をご希望の場合は、
お問い合わせフォームよりご相談ください。

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